大変遅くなりましたが、楽天証券からSBI証券への投資信託の移管が完了しました。手続きしてから1ヶ月半かかったよ。長すぎる。
どうやら同じ手続きを希望している人が多すぎて渋滞しているそうです。
経緯としては、楽天証券が投資信託保有額に応じたポイント付与を実質廃止し、他にも改悪が続いたのを受けて大勢が移管しているみたいです。
これを機に細かな数字を調べてみました。
前回までのあらすじ
投資信託を保有しているだけでポイントがもらえる!とは?
ポイントって要するに投資信託の信託報酬の一部をキックバックするイメージです。投資信託保有額の一定割合が日割で差し引かれていく、その一部ですね。
数年前盛り上がっていた投資信託コスト低減競争は行き着くところまで行ってしまいました。年率 1.5 %以上が当たり前だったのに、今では最安クラスだと年率 0.1 %以下。思えば遠くへ来たもんだ。
さて、投資信託を組む会社さんの方で頑張ってくれたので、今度は投資信託を販売する会社さんの方でも勉強してもらいましょと。そんなイメージでしょうか。
eMAXIS Slim米国株式をSBI証券で保有してもらえるポイントは?
例として、
投信マイレージサービスでどれだけ貰えるか確認してみました。
- ポイント付与 年率 0.034%
- 信託報酬 年率 0.0968%
- 実質コスト 年率 0.124% (信託報酬+その他費用の合計)
ざっくりいうとポイント付与分は、信託報酬の1/3、実質コストの1/4 。
保有高1千万円で年 3,400 円、1億円で年 34,000 円相当になります。
ちなみにポイント付与率と信託報酬のうち販売会社取り分がほぼイコールなんですね。タダ働きってこと?他に収益源があるの??
お客さんが移ることで企業への牽制になる
個人投資家 vs. 高手数料のぼったくり商品、ぼったくり証券会社、の長年にわたる争いの末、ついに、やっと日本の投資環境もここまできました。感無量です。
金融商品側の頑張りと、販売証券会社側の頑張りとあって、今回の話は後者が舞台です。同じ金融商品を損な証券会社でわざわざ保有し続ける意味がないんですよね。
手続きに多少の手間がかかるとはいえ、一度郵送なりWebなりで申し込めば終わる話ですし。移管費用も金融機関によっては無料だし。
なんならSBI証券に口座開設したので1万円近く貰えたし(それはまた別の話w)
より良いサービスにお客さんが移ることで淘汰が行われやすい環境が生まれます。移らない理由を探す暇があったらサクッといっちゃいましょ!
つみたてNISAも楽天証券なんだよなー、どうするかなー