2024年第一四半期のETF分配金が発表されました。
一応毎回書いてるから惰性(笑)で書きます。
ざっくりいうと私のリスク資産は 外国株:日本株=3:1。
外国ETFを過去あれこれ保有していましたが、2020年コロナショック暴落を機に見直し、外国株部門はS&P500連動ETFに一本化しました。
- Vanguard社 VOO
- 1.5429 米ドル/ 1口
- 前年同期 1.4874 米ドル
- 前年同期比 +3.7%
- 1.5429 米ドル/ 1口
まあまあこんなものでしょう(完)
話をなんでこんなにあっさり終わらせるのか?
配当、分配金とかどうでもいいなって考えになってきた
配当とか分配金とかへの興味が薄れてきたからです。
なぜならリターン全体からみると、ごく一部の話だから。
VOOの
を示したグラフです。
横軸は 2020年1月〜2024年3月末まで。
縦軸は資産額を開始時を100として示しています。
米ドル建、ドル円為替変動は含みません。
引用元 ETFreplay.com
損益全体(緑色)のうち、価格変動が占める部分(水色)がほとんどで、配当の占める割合(緑色と水色の隙間)はごく僅かです。
この狭い隙間が広がった狭まったと一喜一憂する意味とは。
テンションが上がらないもう1つの理由は、外国株配当益二重課税が辛い
お前またこの話かよ!と言われそうですがwww
配当全額に対し、米国で10%課税され、さらに日本で20.315%課税されます。
合計して実効税率 28.3% m9(^Д^)プギャー
一方 eMAXIS Slim のような配当なし投信の 部分売却=取崩し はお得です。
売却額のうち売却益の部分に対してのみ、国内課税 20.315% がかかります。
例
保有額 元本 10,000+含み益 2,000=計 12,000
- このうち、配当チックな気分で1%分を部分売却すると
- 売却額 120=元本 100+含み益 20
- 税金=含み益 20 × 譲渡税率 20.315%= 課税額 4
- 同額を米株配当として受け取ると
- 税金=配当 120 × 配当益日米二重課税 28.3% = 課税額 34
もうね、アホかとバカかと(古)
トータルリターンが高く、リスク(変動)が低いやつが大正義
株価の上げ下げ+配当の利回りとか増配とか減配とか諸々ひっくるめた上位概念、それがトータルリターン。
- トータルリターンに優れ、値動きも安定しているものを選ぼうね。
- 投信ETF色々ある中、S&P500連動はファイナルアンサーの1つ
- 高配当銘柄は値上がり益は微妙=トータルリターン劣りがち
- 税制上不利になる商品は避けたいね
- 配当二重課税は辛い
外国株配当益の二重課税は回避したい
- 無配当投信の部分売却(取崩し)の方が節税になる
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補足:最近はVYMとかの国内投資信託(配当あり)版が発売されたそうです。二重課税は回避されているっぽいです。期待しつつしばらく様子見ですかね。
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- 取崩額を自分のニーズに合わせコントロールできる
- 例:資産形成期は給与→株の積立最大化が目的。配当はいらない。
- 例:退職後はその逆
こう考えると高配当、増配系ETFを選ぶ意味がなくなる。
ここ十年ほどの成績ではS&P500のトータルリターンに劣りましたからね。
一番美味しかった米ビッグテックをわざわざ除外してしまっていたとしたら勿体無い。
詳しい数値的なところは前回の「たかにん」氏作の比較データをご参照ください。
大勢が選ぶものは大抵間違っていない説ある
とまあ結局、私のような素人が試行錯誤、右往左往したような話は、有識者からしたら何十周遅れだよって議論で。
S&P500や全世界株の配当なし投信がファイナルアンサー、eMAXIS Slim買っとけっていつもの話に戻ってくるわけです。
これら投信が超低コストになって、しかも無税枠まで大拡張された2024年。
20年前を思うと隔世の感がありますね(>_<)
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