40代Gが早期リタイアしたブログ

早期リタイアゲイです

新NISAは岸田の陰謀 年初360万円一括投資で株高ジャンピングキャッチした情弱の末路 賢い俺は暴落を待つ

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みたいな釣り気味タイトルの記事、動画が散見される季節になりました、こんにちは。

世間、ていうか投資クラスタは、新NISA開始・株高・円安の三本の矢で盛り上がっていますが、しかし

  • 今はバブル。高杉
  • 積立開始せずに資金を貯めて暴落を待つ

という声も一方でよく耳にします。

気持ちはよくよく分かります。

 

 

暴落待ち全裸待機勢は昔からいますよね。

セオリーからは外れるけど、実は案外良い方法だったりするんじゃね?

ってことでExcel弄りで検証してみました。

 

結論 暴落待機は損。タイミングを図らず投資を続けた方が優れていた。

この15年ほどを先進国株式ファンド(円建て)の成績で振り返ると、暴落待機は損だったとの結果が得られました。

 

方法

先進国株式に分散投資する円建て投資信託の過去のデイリーの基準価額を材料に。

毎日定額投資法と、普段は資金をプールし前日比で一定の%暴落した日にまとめて投資する方法(以下、X%暴落法)を比較した。

 

データ元

eMAXIS 先進国株式 https://emaxis.jp/fund/250910.html

低コストで人気な slim ではなく、昔からある方の eMAXIS ですね。

  • 株式インデックスファンドで、全米、先進国、全世界系のいずれか
  • 設定からある程度の年数が経過してる(これは2009年〜)
  • 円建て

本当はS&P500にしたかったんだけど、上記条件に該当するファンドを知らなかったのでこれにしました。

信託報酬が高い fat の方とはいえ基準価額はこの間 6倍です。すごっ😅

この上昇率の強さが結果に大きく影響します。

 

 

 

 

結果 毎日定額法がトップでした

毎日定額法、1%暴落法、同2%、3%、4%、5% で比較しました。

毎日定額法がもっとも優れ、%を増やすほど成績が悪くなりました。

定額法と1%暴落法、2%暴落法との差は大きくなく、15年間で1%以下でした。

 

 

買い発動回数

  • 毎日定額法 3496回
  • 前日比1%暴落法 498回
  • 同 2% 176回
  • 同 3% 72回
  • 同 4% 27回
  • 同 5% 12回

 

 

追試 買い発動条件の%を大きくしても結果は変わらず。毎日定額法が一番良い成績でした

先ほどは5%暴落法までみましたが、もっともっと%を大きくしたら一発大逆転あるかも?

というわけで、毎日定額法、2%暴落法、同 4%、6%、8%、10%、で比較し直し。

結果は変わらず毎日定額法がトップで、やはり同様に買い発動条件の%が大きいほど劣る傾向が見られました。

 

 

買い発動回数

  • 毎日定額法 3,496回
  • 前日比 2%暴落法 176回
  • 同 4% 27回
  • 同 6% 5回
  • 同 8% 2回
  • 同 10% 1回

 

さすがに15年間で1回とか2回しか発動しない条件は極端すぎました。

前日比8%ダウンとか10%ダウンとかそうそう起こらないww

 

 

今回の検討の注意点

  • 1銘柄を検証したにすぎない(全米株式系、全世界株式系ファンドならおおよそ似てくると思いますが)
  • 過去の結果に過ぎない。将来は不確実
  • 円安進行が基準価額上昇をアシストし、毎日定額法に有利に働いた

 

さらに蛇足

  • 投資信託は前日の基準価額しか分からない。実践するならETFの方がやりやすそう
  • スタート時に資金一括投資が選択肢にあるならばそれが最強でした😆

 

 

考察 なぜ暴落待ち作戦は良い結果を出せなかったのか?

もしかしたらうまくいくかも?とちょっとだけ期待してたんですけどね。

一言でいうと

  • 暴落待ちで現金待機している間に、相場は着々と上昇している
  • そこから暴落しても数年前の平常時の価格と大差なかったりする

 

一例

  • 2020年コロナ暴落来た!世界オワタ...🥶🥶🥶
  • 2016年トランプ相場来たヒャッハー株価連日上がりすぎーー🤪🤪🤪

この2つの時点の基準価額がほぼ同じw

 

 

今回の投信の場合、設定来 年換算 10数%上昇していましたからね。

過去の米国株式の長期平均で年7%といいますし。

その場その場で早く買う方が有利だったということですね。

 

 

まとめ 

 

つまりは単純に

  • 期待成長率
  • 暴落時の最大下げ率

この二つの見合いで、前者が低く、後者が大きければ、暴落待ち作戦がうまくいくこともある。

今回の検討では、前者が高くてうまくいかなかった。

 

 

暴落待ち作戦がうまくいく例

成長率 0 %(長期では価格横ばい)、暴落時最大XX%オフ(たまに割引で買える)なんてファンドなら、うまくいきます。

かつて日本株はボックス相場で実質こんな感じだったような。

噛み合わない根本はここですねw

 

  • 長期で均せば右肩上がりの対象をアホールドするか
  • 長期では横ばいの対象をタイミングを見計らってうねり取りするか

 

両方アリだと思います。

ただ右肩上がりの対象を暴落待機で機会損失するのは、投資対象と手法がズレている希ガス

 

 

「ぼくがかんがえたさいきょうのとうしほう」

素人が簡単に思いつくようなアイディアはプロがとっくに検討し却下されてるってことでしょうね。

仮に有効な作戦だとしても、今度は皆が真似するので価格に反映されてしまうし。

資産形成のコアとしてではなく、単発のギャンブルとして嗜むならまあアリかとww

 

 

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