VOO バンガードS&P500連動ETF の分配金が発表されました。
私の資産の大半をここにあてています。
四半期に一度、2023年第3四半期、9月末分です。
VOO分配金
- 2022年3Q: 2023年3Q で +2%
- 2022年1〜3Q : 2023年1〜3Q で +7%
今回は伸びが小さかったもののプラスでした。猛烈な米利上げのピークにあってプラスになるだけありがたい。
以上...... で終わりなんですが、これだけだと何なので。もう少し長い時間軸で見てみましょう。
※ 以下、ETFの取引所価格を便宜上「株価」と呼んでいます
10年前と分配金額を比べると?
VOO分配金
- 2014年1〜3Q : 2023年1〜3Q で +85%
2014年年初時点の分配金利回り=1.9%
2014年年初 : 2023年10月時点 で
株価が +133%
分配金が +85%
10年前の取得価格に対する分配金利回りは?
2014年初時点の1.9% × 185% = 3.5%
3.5%!高配当株ETF並みです。
たしかに株式インデックスETFを、その時点の分配金利回りで判断すると1.5%前後と物足りなく感じます。
ただ長期でみれば株価も分配金も右肩上がり、全然アリです。というか最強です。メインはキャピタルゲイン、サブがインカムゲイン。
ざっくりまとめると、10年後には株価2倍、分配金額も2倍。持って良し、売って良し。イメージ(妄想)できましたでしょうか。
昔の自分にぶん殴って言って聞かせたい
って一言で言ってしまえばそれまでなんだけどさー。
これに気づくのにだいぶ時間がかかりました。
利回り1.5%の先進国インデックス株式より、利回り5%のジャンク債、新興国債ファンドの方が良さげに見えるじゃん?(バカ)
目先のインカムゲインばかりみてキャピタルゲインを無視してましたね😢
ETFでも投資信託でもいいから株式を!新NISAも株式を!
今回は俺が保有しているというだけの理由でETFで話を進めましたが投資信託でも大筋一緒です。
むしろ配当の日米二重課税が生じない分、eMAXIS slim みたいな無配投信の方が効率的。うらやましい🤤(毎度の愚痴)
高配当個別株やフィックストインカム(債券、REIT)を適宜縮小して、株式インデックスに集約していくぜ!と同時に現金比率も徐々に高めていくぜ!
まとめ 株式買っとこ
- 株式インデックスは
- 利回りは 低下 傾向だけど
- 株価(分母)も、分配金(分子)も 上昇 傾向👆
- 債券インデックスは
- 利回りは 上昇 傾向だけど
- 株価(分母)も、分配金(分子)も 低下 傾向👇
- (高利回りを謳う新興国やジャンク債は特に)
グラフ引用 ETFreplay.com (クリックすると詳細に飛びます)
今は利上げしまくり=債券暴落中。振り返って成績をつけるには債券にとって最悪のタイミングです
現在を終端に振り返れば債券おわたという結論になるのは当然です。
とはいえ期間の終わりを債券暴落前=利上げ開始直前の2021年末までとかに変えても、多少マシになりますが大まかな傾向は変わりません。
債券インデックスは売買タイミングをシビアに見定める必要があるねというお話。
じゃあ、債券どん底の今が新規にインする好機?いやいや日本人には為替変動リスクがきつい
海外の高利回りが魅力的に見えるということは、日本は低金利、すなわち円安。
そんな中で外債(外貨預金、FXも)に手を出したとしてですよ。
しばらくすると海外が利下げに転じ、遅れて日本が利上げします。
「日米金利差が縮小するとどうなる?」「知らんのか、円高になる」(コブラコピペ)
はい、為替差損乙。リーマンショックの私です。投資歴二十数年で一番デカいマイナスを喰らいました😭😭😭
そもそも債券の期待利回りは低いし、比べると為替の変動は大きい
債券のリターンは年 0.x%とか2%,3%程度しかありません。(株式は7%とか)
一方、為替変動は1割くらい普通にあり得ますからね。
為替差損益の大波小波の中、ほんのちょっとずつ利金分が積み上がっていくイメージ。
債券価格変動を読み切れればキャピタルゲインでもっとブーストするでしょうけど、それはそれで難しい。
そもそもの話、多くの人は債券には安定性を求めていたはずなのでは!
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寺沢先生のご冥福をお祈りします