前回の続きです。
2022年を振り返って、いやコロナ以降 2020年からの 3年間 を振り返ってみます。
長期的な目線で今を捉えることで、目先の変動に右往左往せず長期投資への信心を強化する宗教儀式です。よろしければお付き合いを。
米国S&P500連動ETF で過去3年を振り返る
まずはバンガード社の米国S&P500連動ETF VOO です。
ETFreplay.com でコロナ後、過去3年の成績を見ていきます。横軸に3年間。1目盛が半年刻みです。
うん、山あり谷ありで面白い。この3年間、それぞれの局面での人々の恐怖、欲望、そして再びの絶望、が描き出されています。オラわくわくするぞ。知らんけど。
- 2020年3月のコロナショック(谷底)
- 2021年末までのコロナバブル(山へ)
- 2022年初からのインフレ引き締め(右肩下がり)
Total Return vs Price Return: Dec 20, 2019 - Dec 21, 2022
緑:トータルリターン(分配金込み) +26.3%
青:プライスリターン(分配金含まず) +19.8%
3年分てことで雑に3で割ると年間 8.x%と6.x% プラス。3年間保有しているとしたら、まあまあ「らしい」ところでおさまってる感じですね。
ここまで米ドル建てでしたが、日本円換算したものに近いやつを
「eMAXIS Slim米国株式 (S&P500)」
今年2022年の激しい下げを、円建てだと円安がカバーしてくれています。
年初来ほぼ横ばい。まるで平穏無事な一年だったような錯覚www
最後に異種格闘戦、ETFの紅白歌合戦やー(変なテンション)
代表的な米株ETF3種類と、外債ETF2種類で、同じく3年間を振り返ります。ドル建て、分配金込みです。
株式3種類
- S&P500(緑:米株 中庸)
- 高配当(青:米株 バリュー)
- Nasdaq100(黄:米株 グロース)
債券2種類
- 新興国債(黒:ハイリスクローリターン)
- 米債(赤:ローリスクローリターン)
景気のサイクルが一巡して、グロース、バリューそれぞれ有利な局面を経て株式3種とも似たり寄ったりなところに落ち着いています。これは面白い。
幸せをもたらす花を探して世界をめぐったのに結局自分ちの裏でゲットした花の子ルンルン並の熱い展開ですね!
債券も興味深い。先進国債券(赤)よりも見た目の利回りが高いはずの新興国債券(黒)が、案の定ローリターン。しかもハイリスク=谷が深いっていうね。
ここから相対的に高い分配金を出していくんだから、そりゃファンドはやせ細っていくよね、っていう。(すぐ見た目の利回りに釣られる自分への戒めとし)
株式、債券共倒れなこの一年。ほんと散々でしたね
円建てだと誤魔化されてますが円安がなかったらNISA初心者の解約続出してたでしょ。普通、初年度で2割下がったら躊躇するよね。
安くなってうれしいって強がり言って積立増額する変態ばかりではないw
それと債券=ローリスクローリターンで手堅い、定期預金の代わり、みたいな風潮がありますけど(ありましたけど)。
年2〜3%の利回りなんて軽く吹っ飛ぶ程度には債券価格は変動しますからね。さらに為替リスクまである。
俺みたいな素人さんは、為替リスクがなく、かつ日本国による謎の元本保証までつき、さらに変動金利なので利上げ局面にも対応できる究極の金融商品
🇯🇵個人向け国債 変動10年🇯🇵
でも買ってなさいってこった(突然の吉野家コピペで締め)