ついでにと言ってはなんですが、2019年第4四半期の分配金が出揃いましたので、VTI(米国株式)、VYM(米高配当株)、VT(全世界株式)、RWR(米国REIT) について見ていきます。
グラフの見方
縦軸は1年あたりの分配金額(米ドル)。色分けして四半期ごと4回の分配金を年ごとに積み上げ棒グラフにしています。
横軸は年で右端が今年です。文字が小さくてすみません。
分配金推移、結果総評
上の三つ、VTI(米国株式)、VYM(米高配当株)、VT(全世界株式)はどれも順調でした。美しいグラフですw 米国株式強かった。
一方、RWR(米国REIT)はわずかに減配となりました。残念。ただおまけ程度にしか持っていないのでほどほどであれば不満はありませんw
source: yahoo.finance.com
値動き+分配金=トータルリターンではどうよ?
私ごとですが退職以降、配当・分配金は再投資に回さず生活費としています。なので分配金に目が向いてしまいます。
ただしインカムゲインだけでなくキャピタルゲインと合わせて評価する必要があります。言うまでもなく、高配当バンザーイとぬか喜びしている裏で株価だだ下がりでは意味がありませんからね。(日産自動車とかJTとか新興国債券とか。私そういうのに釣られやすいw)
ETF replay とかいう便利サイト(有名?)
最近知った ETFreplay というサイトでは、ETFトータルリターン(分配金込み)での成績をグラフ化してくれます。これは参考になる!
試しにサクッと診断してみました。ETFを5つまで指定可能なので、さっきの銘柄を
ひと枠余ったのでVWOBを追加。私の所有する 1566 上場インデックスファンド新興国債券 をイメージしました。商品設計に違いはあるけどざっくり参考まで。
期間はプリセットの中で最長、直近 36ヶ月に設定しました。
ETFreplay.com で ETF Charts を描いた結果
年平均成長率(CAGR) と ボラティリティ
CAGR = Compound Annual Growth Rate、年率換算した成長率です。米株が好調な期間でしたので、米株が素晴らしいパフォーマンスを叩き出していますね!(循環論法w)
Volatility は値動きの荒さですね。米REIT高いなw
Max Drawdown は最大ドローダウン。VTI、VTの -20% が最大で 2018年12月末〜翌2019年1月頭にかけて記録しています。あれは熱かった。
ETFトータルリターン(分配金込み)の年次推移
同じ設定で出力された別のグラフ。スタートを 10万ドルとして、三年間の推移を示しています。もちろんこれだけをもってETFの優劣をつけることはできません。
ふり返ってああこんなこともあったなーと回顧しつつ、心の中で講釈を垂れつつ、来る2020年に想いを馳せたいと思いますw
さて、毎年米好況の「終わりの始まり」を警戒されながらも、早いもので2019年終わりまでたどり着いてしまいました。来年2020年はどんな一年になるでしょうか。それでは皆さんも良いお年をお迎えください。