最近またまた配当の多い銘柄の情報を調べたりなんかしています。
もう100回くらい書いていますが、高配当か?インデックスの取り崩しか?永遠のテーマです。
理論的には配当なしインデックス投信を買い、現金化が必要になったら取り崩す。これが一番有利(もらえる額が多い)と言われています。
一般に、
- 高配当の商品はトータルリターンに劣る
- 配当はたくさんもらえる
- しかしそれ以上に株価の上がりが鈍い。差し引き劣る
- 株式市場全体のインデックスはトータルリターンが優れている
- 株価値上がり益は多い
- でも配当利回りは低い、もしくはあえて無配当。差し引き有利
貰いが少ないとわかっていて、それでも高配当が好きだっていうなら、もはや趣味の世界、好きなようにすればいいんじゃないですか?
てなわけで、高配当銘柄をたくさん買ってみました。10銘柄ほど。
身銭切って検証するぜ!!というノリではなく。箱際感覚、盆栽感覚でミニチュアを愛でて「うわー1年で〇%インカムがあったね。よかったね」と。そうすることで配当銘柄買いたい欲を発散したい。理屈に合わない行動をしたい煩悩を払いたい。
購入したのはこの辺の銘柄です。なお用語として、分配金を用いずすべて配当で統一しています。面倒なので。
カバードコール商品、QYLD、XYLDなど
通称 カバコ。名前は可愛いのに仕組みはややこしい。インデックスを対象にオプション取引をし、値上がり益を捨てる代わりに何ちゃら料を受け取り、配当として分配するらしいです。
メリット
デメリット
- 株価の成長は期待できない
- 100ヶ月で配当100%てすごそうだけど。8年余りで2倍です。S&P500はここ8年の実績で3倍(配当込)、NASDAQ100は4.5倍だったのと比べるとあれ?
- あやしい。まだ信用できない
商品例
NASDAQカバコ
S&P500カバコ
高配当株式の投資信託 VYM SCHD 1494
続いて伝統的な高配当株式の投資信託。銘柄組入れのロジックはいくつかにパターン化されますね。
米国株か日本株か?市場全体の平均に寄せる順張りか、負け犬狙いの逆張りか?配当利回り至上主義か、好業績・増配狙いか?時価総額荷重か、均等額か?
メリット
- 配当がそこそこもらえる。配当利回り 3〜4% とか
- 何だかんだ歴史のある商品群なので良くも悪くもデータが揃っている
デメリット
- 値上がり益は物によりそこそこあるが市場全体インデックスほどではない
- 値上がり益が弱い分、高配当を加味しても市場全体インデックスには劣る
商品例
- SBI VYM
- 楽天 SCHD
- 1489
株式インデックス投資信託 S&P500 NASDAQ でFA
最後に王道。米国株式の市場平均のインデックス商品を取り崩し、使う分を現金化する。トータルリターンを考えればこれがファイナルアンサーでしょう。
メリット
- 値上がり益+配当益 の トータルリターン 最強
- 配当の多寡で投資対象を選別しないため、米IT大手のような成長銘柄(たいてい無配当、低配当)を除外することなく恩恵にあずかれる
- 自動売却機能のある証券会社なら定期取り崩しも手間なし
デメリット
- 配当利回りは低く S&P500 ETF で1.5%とか。投信はあえて無配だったり
- インカムを得るには部分売却が必要。いついくら売るか?売りすぎてないか大丈夫か?と常にウォッチする心理的コストが発生する
商品例
S&P500連動
NASDAQ100連動
- QQQなど(+ETF、国内投信)
まとめ
改めて、「配当利回り」って当てにならない。何なら騙しの常套手段ですからね。高利回りで釣って、元本減りがちなゴミを高い手数料で売りつける。情弱ホイホイ。
やはりトータルリターンで判断する、が最強です。
トータルリターンは数年前、自分で保有している投資信託について証券会社のサイトで表示されるようになりました。(業界が悪いことばっかしてたから?)
一般的なデータ確認には、情報サイトの一部においてトータルリターンを提供してくださっています。
ウエルスアドバイザー
- 国内投信、ETF
- トータルリターン
(NEXT FUNDS)日経平均高配当株50指数連動型ETF『愛称:NF・日経高配当50ETF』01314172|ファンド詳細[ウエルスアドバイザー]
TradingView
- 国内外
- トータルリターンとキャピタルゲイン(=価格パフォーマンス?)
1489のETF分析: 配当、リターン TSE:1489 — TradingView
ETFreplay.com
- 米国
- トータルリターンの推移(この画面では)他機能多数。課金すればさらに
↑
このグラフ見るとカバコ系買う気が失せる...😹