楽天銀行 預金金利改悪。実施が4月もう目の前に迫ってきました。
昨年末から楽天改悪が続いています。従来マネーブリッジ設定されていれば普通預金金利が 0.10% でした。大手銀行の100倍〜が売り物だったのですが。
今回300万円超の部分は 年0.04% まで引き下げられます。
現行(~2022年3月31日)
・普通預金残高に関係なく一律、年0.10% を適用
改定後(2022年4月1日~)
L普通預金残高300万円以下の部分:年0.10%
L普通預金残高300万円を超える部分:年0.04%(税引後表記割愛)
うーむ、マネーブリッジ普通預金。安全資産の置き場としては最高でした。定期預金並かそれ以上の利率で、いつでも出し入れできる。だのにこれ。美味しい思いをさせてもらっていたのに残念ですw
さて、他に移すとなると。高利率の銀行は多数あります。が、新たに銀行口座開設するのはやめておきます。すでに口座過多で減らしたいくらいなので。
個人向け国債かなー
次に思い浮かぶのは個人向け国債です。市場利率連動・元本保証という神制度。
債券は普通、利上げ局面では 利回り上昇=債券価格は低下 します。なのに購入時の元本保証してくれる。日本国太っ腹すぎだろ...
近年、利率は最低保証の 年0.05% に張り付いていました。なので購入時キャッシュバックをもらい一年後中途換金可能になったら即中途換金というのがお約束のパターンでした。
購入時キャッシュバックは最大 0.14% 。(現在時点。証券会社により異なります) つまり年利 0.14%相当と考えることができます。(中途換金すると直近2回の受取利息相当額がペナルティとして差し引かれます)(細かいことをいえば12.5ヶ月資金拘束されます)
キャッシュバックの%は金融機関によりますが最大 0.14%。だったんですが抜け駆け発見!SMBC日興証券はVポイントギフトで受取だと最大 0.16 %相当と微妙に上乗せしてきました。最近始めたみたいです。知らなかった。
これにしようかなー
いや待って、個人向け国債 利率が上がっていた!
個人向け国債の購入ページを開いたら、2022年3月募集分
個人向け国債(変動・10年)第144回
初回利率 年0.12 % (税引後 年0.095622%)
知らぬ間に最低設定の 年0.05% からずいぶん上昇しています!今年に入ってから動きがあったようです。
ぐぬぬ、購入時キャッシュバック 0.14% の輝きがくすんできました。毎年買っては売るの無限ループしなくても、放置してそれ以上もらえるならこれ以上無いw(厳密にはキャッシュバックと利金で課税方法が異なるのでそれも含めて比較する必要がありますが、それはまた別のお話)
まとめ 無リスク資産 2022年4月以降はこうする
300万円以下
300万円超の部分
- 金利が下がったら→個人向け国債を購入し、一年後中途換金、また新規購入
毎年キャッシュバック狙い。ゼロ金利(利率0.05%付近)に戻るならこれ一択 - 金利が横ばいor上がったら→個人向け国債を購入し、保有し続ける
購入時キャッシュバックを受け取りつつ、そのまま保有して利金も得る。手間が減るし、中途換金の自由度も増す。
とりあえず2022年4月(以降)に個人向け国債をSMBC日興証券でポチる。一年後金利を見ながら中途換金するか、保有し続けるか決める。という結論に至りました。
個人向け国債利率アップで300万円以上を楽天銀行においておく意味はなくなりました。
改悪に対して機動的に変えるか?諦めて放置するか?
プチ論争になっていましたね。答えは人それぞれ、「手間と利益を天秤にかけて」になるかと思います。
ただこの「手間」の部分が最近はものすごく小さくなりました。大抵はスマホでポチるだけ。平日に休みを取って銀行、証券実店舗の窓口巡りをしなくて済みます。あってもせいぜい電話程度。
便利な時代になりました(懐古老人並感想)