前回Google Home Miniを購入したというお話をしました。今回は、実はGoogle Home 導入の真の目的は、家のリモコン多すぎ問題解決だというお話です。リモコンよ、さようなら。もう頬づえはつかない。
Google Home Mini を一週間ほど試しての感想として、RadikoとSpotifyには便利じゃなかろうかとまとめました。これ、裏を返せば、スマートスピーカーが微妙であり、せいぜい据え置きラジオの代わりのRadiko端末としてか、音楽ストリーミングサービス Spotify 端末としてしか用途を見いだせていない、と言えなくもありませんw
本命の用途 リモコン多すぎ問題を解決したい
実は本命の用途は別にあります。「音声で家電を操作する」いわゆる「スマートホーム」。「おっけーぐーぐる、電気をつけて」あれをやってみたかったのです。
家電好き、ガジェット好きの宿命として、リモコンの数が増えまくって困っています。テレビ、録画機、エアコン、天井灯、サウンドシステム。もうこれだけでリモコン5つです。さらにゲーム機関連としてレトロゲーム機用の映像変換機 FRAME MEISTER(フレームマイスター)のリモコンまであります。
さらにもうひとつ本音トーク。毎日の暮らしの中で、布団の中から電気が消せたらなーと思うこと、ありませんか?布団の中からテレビも消せたらなーと思うこと、ありませんか?そういう時はエアコンもつけっぱなしだったりしがちですよね?つまりそういうことです(自堕落)
これまでの解決法
このリモコン多すぎ問題を解決するために、私達人類はこれまでさまざまな解決法を試してきました。
収納ですっきり
主婦目線でいえば賢い収納法で散らかり感解消!といくところでしょう。
色々と工夫をこらした収納グッズ、そそられますね。実際うちでもソファの袖や背中にかける袋は便利に使っています。なかなかの優れものです。しかし男の子としてはITの力でこの問題を解決したいのですw
昔からある学習リモコン
昔から知られている解決法としては「学習リモコン」があります。リモコンが発する赤外線を記憶させて一台にまとめようというものです。難点はボタン数に限りがある、リモコンがボタンだらけになってしまう、どのボタンに何を記憶させたか自分でわからなくなる、といった問題が挙げられます。
進化した学習リモコン
学習リモコンの進化形として、SONYのHUIS(ハウス)があります。電子インクを用いユーザーインターフェイスがグラフィカルになりました。分かりやすさの面では格段の進歩です。ガラケーからスマホへの進化に例えるとことができるかと思います。
ただお値段が結構します。とはいえこんな地味な領域に長年継続して取り組んでくださっているSONYには尊敬の念しかありません。銀座ソニービルで開発者の方とちょっとお話ししたことがありますが、その真摯な姿勢に感銘を受けました。糞ニーとか言ってごめんなさい。最適解の一つだと思います。でも高い(大事なことなので二度言いました)。
ソニー 電子ペーパーマルチリモコン SONY HUIS-100RC [学習機能/マクロ機能搭載]
- 出版社/メーカー: ソニー
- メディア: エレクトロニクス
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ソニー 学習マルチリモコン+専用クレードルセットSONY HUIS-100KC
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スマホでも学習リモコン
スマホでグラフィカルなUIの学習リモコンを実現した製品もあります。iPhoneでいえばコネクタ部分にアタッチメントを付けてそこから赤外線を発します。お値段もお手軽です。たとえば L5 Remote が有名です。
L5 Remote ユニバーサル リモートコントローラ L5R-L5REMOTE
- 出版社/メーカー: L5
- 発売日: 2012/02/06
- メディア: Wireless Phone Accessory
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結構なすぐれものなのですが欠点があります。それはスマホ充電ケーブルと赤外線アタッチメントが排他的なため、一々抜いたり刺したりが発生することです。
想像してみてください。朝起きると、就寝中に充電したスマホの充電ケーブルを外し、そのかわりにリモコン部をスマホに刺しテレビ、照明、エアコンを付ける。出かける際にそれらをオフにしリモコン部を外してお出かけ。ともうこの時点で面倒臭さ満点です。これなら普通のリモコンでいいわってなもんです。
もうひとつの問題は、リモコンは複数人で共有する前提がある一方で、スマホは個人のもので個人情報満載である点です。誰しも親しい人間にでも見られたくないあれこれがスマホにはあると思います。
この「面倒問題」「プライバシー問題」を解決するには、それぞれがその都度自分のスマホに L5 Remote を挿しかえて操作する、もしくはリモコン専用の共用スマホを用意するという方法があるにはありますが… うーん微妙ですよね。
もう1つの問題点。現行のLightningコネクタ対応製品は見たことありません。実際に使ったことがあるのは先述の旧式Dockコネクタ対応機のみです。
ちなみに上のAmazonリンクの関連製品をみると、イヤホンジャック対応のものも販売されていますね。iPhoneでは廃止されましたが、iPadは現行機でもイヤホンジャックが生き残っています。iPadと組み合わせても面白いかもしれませんw
【本題】スマホで学習リモコン 進化系【NEW】
前置き長杉すみません。一長一短帯に短し襷に長しのこの世界に、最近新顔が参入しました。一例として製品名でいうと MagicCube CT-10、「スマホで家電が操作できる」、「Wi-Fiリモコン」と販売会社は銘打っています。
スマホのアプリからWifi経由で指示を出し、こいつがリモコンになりすまして家電に向け信号を発信するマシンです。乱暴にたとえるならば、先程の L5 Remote をスマホから切り離し単体で動作するようにしたものです。同じジャンルの中では、小さくて部屋に置いても邪魔にならないかなってことでこれを選びました。
スマホ上のアプリから指示を出すため、グラフィカルなユーザーインターフェイスが利用できます。これは大きなメリットです。
スマホに物理的に合体させるパーツはないので「抜き差し面倒問題」は生じません。充電やお出かけ帰宅の際にみられた、物理的な煩わしさはありません。また家族複数人利用でそれぞれのスマホを利用する方法も現実的選択肢として浮上してきます。「プライバシー問題」もOKです。
【本当の本題】スマートスピーカー連携で音声でも操作可能
さらに(ここでやっと本題に入るのですが)Google Home Mini や Alexa のようなスマートスピーカーと連携して、音声による入力も可能になります。まだまだ黎明期のためセッティングはちょっと、いや、かなり面倒です。が、長年の問題解決に繋がる未来を垣間見れるとしたら、アーリーアダプタ層にとっては見逃せない一品と言えるのではないでしょうか。
デメリットも述べておきます。
- 設定がややこしく面倒くさい。ただ日本の販売代理店が懇切丁寧な日本語マニュアルを作ってくれています。(ただ微妙に実際と違っているところがあるのでつまづきます。つまづきの解決策は次回にでも)
- 価格面。Google Home Mini が時々やってるキャンペーンで3,000円+MagicCube CT-10 が Amazon 価格で5,980円。うーんちょっと高い。日本の代理店 ORVIBO 社を通さず現地から直接輸入すれば1/3のお値段らしいです。ただ日本語サポートブログをかなりの熱意でがんばってくださっているので、敬意を込めて正規ルートの Amazon で購入しましたw
ORVIBO スマート家電リモコン 統合スマートホームアプリ「HomeMate」で家電をコントロール【AmazonAlexa/Google Home対応】
- 出版社/メーカー: Covia
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現状、我が家ではテレビ、エアコン、照明が音声操作可能になっています。次回セッティングの話に続きます!
余談ですが半年以上経って、やっとAmazonアソシエイトリンクの貼り方を覚えました💦