以前、銀行株はリーマンショックでいうほど減配してなくない?みたいなことをしたためました。あわせてりそな意外と配当増えてるな〜なんて思ってたわけですが。
先日りそなホールディングスのIRプレゼンテーションPDFをパラパラ見ていたところ、資本政策がどうこうという部分に下記のスライドがありました。
なるほど、「総還元を一定にコントロール」しつつ、優先株式の配当が減った分だけ、一般株式の配当を増やしているんですね。
上記スライドへの直接リンク link
直近の7月の資料にも同じ図が掲載されていたので定番のスライドのようです。
そう、すっかり遠い記憶になりつつありますが、リーマンショックではりそな公的資金注入で実質国営化と世間を騒がせた経緯がありましたね。前回の私の検討ではその辺の事情はまったく無視してしまっていました。反省。ってかもうこれ比較すること自体無理がありますね。また今後、公的資金注入、実質国営化、優先株式発行なんてなったらどうなるか。想像も付きません。一般株式の配当が大幅に減らされる??いや、それ以前にりそな自体が無くなる心配をすべき状況ですw
参考まで
ちなみに同じく2018年5月21日 IR説明会 質疑応答(要旨) には以下のやり取りがあります。
Q6 (P40)資本政策の方向性について、従来の増配は優先配当を減らして普通配当を上げる との方針に沿ったものであったが、2019 年 3 月期は優先株式の取得・償却後に新たに 1 円の増配を発表している。今回 1 円増配を行った要因と、今後増配を行う条件は何か?
A6 基本的な資本政策の方向性である、成長投資、資本充実、株主還元の 3 つに対してイコ ールウェイトの配分を行うという考え方に変更はない。安定配当という考え方も引き続き重視していく。今年度の増配の決定は、KMFG の収益貢献への目途が一定程度ついたことによる。今後も自己資本比率等でデジタルに還元比率を算出する訳ではなく、自己資本の充実や収益動向を見つつ、更なる還元拡充を検討していく。
http://www.resona-gr.co.jp/holdings/investors/ir/presentation/pdf/20180525_2.pdf#page=2
だそうです。参考まで。ほんと潰れてしまっては株主還元どころではありませんのでよろしくお願いします。