40代Gが早期リタイアしたブログ

早期リタイアゲイです

高配当ポートフォリオ10銘柄、3ヶ月で全部処分しました。結論、やっぱりアレが一番

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前回までのあらすじ

資産形成期から資産活用期に入り、いかにお金を有効活用していくか、減らしていくかを考えるフェーズにあります。

今でこそインデックスファンド信者のふりをしていますが、実は高配当大好きな私。抑えきれない欲望を昇華させるために高配当銘柄をたくさん買い集めて愛でるミニチュアポートフォリオを作ったのでした。

という日記を書きましたが全部売りました。3ヶ月の命。短すぎ!

結論としてこれで、これだけでいいかなと

実験期間

10月初旬〜12月下旬、3ヶ月ほど観察。

米株インデックス、米高配当株が好調。株価順調+円安進行

日本株は停滞期。そんな3ヶ月でした。

3ヶ月保有してみて銘柄ごとにチマチマと感想

高配当米国株(投資信託

  • SBI VYM(分配金あり)

    • 配当利回り3%として月に直すと0.2%。1千万円で月2万円、1億で月20万。悪くないけど特に推すべき所もない。正直微妙

    • S&P500投信の方がトータルリターン(値上がり+配当)上だし

  • 楽天SCHD(分配金あり)

    • 話題の激売れ商品。初回分配金前に売ってしまった… 判断留保

  • 楽天VYM(分配金なし)

    • 米国高配当株ETFなのに、国内では無配当というマニアックな仕様

    • 狙いはわかるけど、だったらトータルリターンに優れるS&P500の方がいいのでは

  • まとめ:長期間保有すれば VYM, SCHD とも値上がり+増配が期待できます。本来3ヶ月で切るのは早すぎる。今回は期間限定のお試しということで、判定無し

高配当日本株ETF

  • 1489 日高配50。似たような銘柄は多数あります。たまたま個人的に以前から保有しているという理由で選びました。
    • この3ヶ月は停滞中だったけど、ここ数年値上がりも分配金も(売れ行きも)絶好調な一人勝ち商品
    • 高配当株投資の落とし穴、見せかけの高配当(業績悪化で株価が下がって結果的に高配当になっただけ)を組み込みがちなのが難点。あおぞら銀行とか日産自動車とか。
  • まとめ:ホームカントリーバイアスかもですが日本株高配当投信は持っておきたい。1489がベストかは知らないけど悪くない ←何様

バードコールETF・投信)

  •  2865東証QYLD、2868東証XYLD、一歩先QYLD
  • ややこしい仕組み(略)を利用して月1%弱、年10%の高い分配金利回り
    • 税引後の分配金利回りはこの中では 2865 が優秀だった。年換算 9%!次いで 2868 が年率換算8%。一歩先いくQYLD 7%
  • 値上がり益は期待できない。トータルリターンはS&P500に劣る。今回の中で最低。値上がり益を捨て、月々の配当を取るもの
  • まとめ:トータルリターン低いんですが… ここまで分配金利回りが高いとそそられますwww 1千万円購入で手取月7.5万円、1億で月75万!

バードコール(米国上場ETF

  •  JEPQ
    • アクティブファンド。カバードコールなのにトータルリターンはS&P500並と優秀。人気商品らしい。歴史が数年と浅いのはマイナス。
    • 日本で買うと分配金の日米二重課税(計28%)が辛い。今回比較した 2865 東証QYLD の方が配当利回りは高かった(二重課税調整制度適用)
  • まとめ:税制が悪い。二重課税調整される国内投信の登場に期待。

インデックス取崩し

  • S&P500 (Slim)、NASDAQ(日生)
    • 値上がり益はこれが一番。配当ゼロでもトータルリターン最強。
    • S&P500は年換算4%取崩しで擬似分配金を出す練習。まったく問題なし。NASDAQならさらに取崩し率を上げてもいけそう。
  • 手動取崩し時に毎回あーだこーだ自己判断を入れるのは精神的に疲れそう。機械的、または自動売却的なやつがいい気がする。

 

グラフで視覚的見るとインデックスいいよねってなる

期間は直近5年間。コロナショック直前から現在、

2020年1月2日から 2024年12月24日まで。 グラフ引用元

1. トータルリターン(値上がり益+配当益)

2020年年初を100として5年の推移と、年率換算。

 

緑QQQ (NASDAQ100) が圧勝。次いで 黄VOO (S&P500)

3位以下、赤SCHD (米高配当株)青VT (全世界株式)黒QYLD (NASDAQ100カバードコール) と続きます。

※ JEPQは登場から期間が短いのと、登場後はVOOとほぼイコールだったので省略。空いた1枠にVT(全世界株式)を入れてみました。人気のオルカンをイメージ。

2. ボラティリティ(変動の大きさ)

黒QYLD (カバードコール) がベスト、変動が小さかった。緑QQQ (NASDAQ100) がワースト、変動が大きかった。他3つはほぼ一緒。順当。赤SCHD(米高配当株)はもっと低いかと思ったらそうでもなかった。

 

 

3. % Off High(頂点からの凹み度合い、推移)

その時点までの過去最高値を基準に、そこからどれだけ凹んだか?いわゆるドローダウンの推移を示しています。

グラフの下の方にいる期間が長いほど辛い。谷が深いほど辛い。心が折れそう。オワタ...

2020年コロナショックは全滅で清々しいですが、2022年米利上げショックは差が見られますね。赤SCHD (高配当米株) はかなり踏ん張っている。

緑QQQ (NASDAQ100) はまたまた悪い方にずば抜けています。

4. Max Drawdown(頂点からの凹み度合い、最大値)

そのドローダウンの一番大きな値(ワーストな瞬間)を表したのがこちら。コロナショックの一瞬の大底を拾ってしまいどれもカンスト状態(笑)

 

これでは参考にならないので、コロナショックを外し2021年年初以降で出し直しました。2022年米利上げ時に見せた 赤SCHD(米高配当株)の底堅さが光ります。

 

結論:うーん、トータルリターンは2番目に高く、ボラティリティは程々なS&P500 でいいんじゃね?

という気持ちになりますね。合理性を重んじるなら。

ただ私は和を尊ぶ、足して2で割るのが好きな日本人なので折衷案で...

  • インデックス=S&P500。刺激が欲しいなら NASDAQ100 も追加、が主(7割)
  • 日米の高配当もの、が従(3割)

こんな感じにしようと思います。というかしています。

というわけで年末の節目に数字を再確認し、自分の考えをまとめている自慰的長文乙でございます。

では、よいお年を。

 

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