あけましておめでとうございます。
とか言って、昨年末下書きのまま放置してた投稿を供養します。盛り込みすぎ感ありますがちゃっちゃと行きます。米株バブル崩壊か?の話が本題です。
S&P500 ETF 今年最後、第4四半期の分配金が発表されました(定期)
VOO 分配金
- 前年同期比 -3.5% (2024 4Q vs. 2023 4Q)
- 前年同期間比 +5.5% (2024通年 vs. 2023通年)
2021年4Q以降、前年超えが続いていたのに今回は久々のダウンでした。今回 Vanguard 社 ETF が軒並み調子悪いですね。原因不明。他社のS&P500はそんなことないのに。
通年では順調なので気にするほどでもない気もしますが。要経過観察。
2024年投資振り返り
2024年は前半爆上げでしたが、年後半、夏以降は
- 植田日銀利上げショック
- 米ハイテク ブレーキショック
- 自民党総裁選 石破ショック
と3回のショックでがっつり下げましたね。個人の記録Excelを見ながら書いていまして、下げ「幅」では個人的に史上最悪のマイナス額を記録しました。リーマン、コロナショックを超えました。わーいわーい。ただコロナの頃と比べると資産額が2倍なので下げ「率」では譲ります。
前も書いたような気がしますが、投資の金銭感覚が不感症になっていまして。日々発泡酒の10円の価格差を真剣に気にする一方で、証券口座の残高が数千万単位で下げても「あー減ったなー」くらいで気に病むでもない。
幸い年末にかけて諸々最高値更新しましたし、終わりよければすべて良し。これだけ上げとけば新年また下げても納得できそうです。
NISA 2024 結果
新NISA 1年目は旧NISAから引き続き S&P500 一本で。結果論ですが、年初にNISA年間枠の大半(240+120*50%。残60は毎月積立)を投じたことが功を奏しました。
- 旧つみたてNISA 2018-2023
- 元本 239
- 評価額 576
- 損益額 +337(+138%)
- 新NISA 2024-
- 元本 360
- 評価額 495
- 損益額 +135 (+37%)
- 新旧 計
- 元本 599
- 評価額 1,070
- 損益額 +472 (+79%)
これを見ている若ゲイの方(いる?)には悪いことは言わないので、将来の蓄えも怠らずに〜と老婆心的助言をしたい所存。このブログの主目的だったりしますので!
NISA 2025 計画
昨年同様、全額 S&P500でいきます。既に発注済み。
今年からは(余剰の現金がないので)特定口座のS&P500を売却して、同じ銘柄をNISA口座で買い直すことにします。売却益課税がバカにならないけどしゃあない😹😹😹
余談、というか本題:米国株上がりすぎーーー本当?
上がりすぎ、わかります、それ。たしかにそう。ただ実態以上に恐れるのは害がある。高所恐怖症(高杉病)の原因の一つには株価の「グラフ上の錯覚」があると思っています。
たとえば S&P500 のこういう最近ぎゅーんと伸びてるグラフを見ると
「上がりすぎ!バブル崩壊!!」と感じると思います。
グラフ引用元:米Yahoo Finance link
ただこれ、縦軸を "対数" で描くとまったく異なる景色が見えてきます。
(右上の Settings から Y-axis scale を Linear → Logarithmic に変更)
対数表示では(凸凹はありますが)おおよそ一定の傾きで推移しています。
これ、理系の方はよくご存じの話、「あーあれ」で話が終わる。ブラウザ閉じて大丈夫ですw
対数軸のグラフが直線ということは変化の割合が一定であることを示します。逆の言い方をすると、一定の%で成長するグラフを描くと普通の線形軸ではギュンとなって、対数軸では直線になります。(言ってることは中学数学レベル)
過去、対数グラフで傾きが急になっている所=制限速度オーバーな所はいずれ調整されています。現在はこうしてみると「やや加熱ぎみ?でもこんなもん?」あたりではないでしょうか。
同じ話を別の視点で見てみます
「年次」のS&P500リターンを表しています。中央のプラマイ0%の軸を中心に、各年プラスなら右側にマイナスなら左に伸びるグラフです。約100年 100本の線。
グラフ引用元:S&P500(配当込み)インデックス|my INDEX link
ざっと見て「近年米国株が特に加熱しているわけではない」ように私には思えます。もともとプラスにもマイナスにも相当ブレるものですから。
むしろ最近は凸凹が減って安定し「プラス10%あたりに収斂してきている」ようにすら見えませんか?知らんけど。
大波小波をじゃじゃ馬ならしして美味しいところだけいただきたい
株式はポテンシャル大なれど変動の大きさがネック。大波小波は今後もあるでしょう。
ですがその波を乗りこなすための知恵(定期・分散・低コスト)とツール(インデックスファンド)を偉大な先人たちから私たちは既に授かっています。
2025年、そしてその先、将来は誰にもわかりません。できることといえば、その授かったじゃじゃ馬ならしテクを活用すること。なるべく安全に美味しい果実をいただきましょう🐴