"俺の投資力診断"リリース
投資パフォーマンスを分析!"俺の投資力診断"リリース
2019年1月31日(木)より、国内株式パフォーマンス測定ツール「俺の投資力診断(以下、本ツール)」の提供を開始いたしました。(※1)
本ツールは、個人投資家が管理することが難しい一定の期間内の株式取引の収益、標準偏差、シャープレシオ等の指標を簡単に把握することができ、それらのバランスを容易に捉えることができます。 さらに、ご自身の投資成績の確認だけではなく、TOPIXの値、他の本ツール利用者のパフォーマンスデータ(※2)やマネックス証券口座での株式保有者との指標の比較が可能となっており、お客様ご自身の投資行動がマーケット上でどの位置にあるかを相対的に視覚とデータで管理することができ、今後の投資行動を見直すきっかけとしていただけます。
投資成績を視覚とデータで把握
画面を見ていただくのが一番かと思います。
画面左に散布図
上で期間を選択。ここでは累計を選んでいます。2018/8/31がデータの開始日で、そこから今日までとしています。
散布図は縦軸に収益率、横軸に標準偏差を取っています。標準偏差はリスク、すなわち資産変動のバラツキの大きさです。左上にいくほど収益率が高く、資産額のアップダウンが小さい、理想的な位置取りといえるでしょう。
さりげなくTOPIXがプロットされているところが憎らしい。TOPIXさん、なかなかなポジション取りをいつもしています。当たり前ですが。インデックスファンドのありがたみw
そもそも収益の定義って何よ?って疑問に思いました。詳細はヘルプにありますが、デイリーの資産評価額の推移を見ているようです。なので、実現損益、含み損益、受取配当金すべて含まれます。入出金、入出庫した分は影響がでないよう補正されているとのこと。これなら参考になりそうです。
画面右に収益率、標準偏差、売買回数
自分の収益率、標準偏差、売買回数はもちろんのこと...
他ユーザーとのバトル要素搭載
「バトル要素」はさすがに冗談ですが、面白いことにグラフ内にランダムにピックアップされた他のユーザーの手の内をみることができます。ここが「俺の投資力診断」のある意味ウリになる部分かと。
左の散布図から人型を選択すると、右の「選択されたユーザー」欄にその誰かさんの収益率、標準偏差、売買回数、保有銘柄、売買銘柄が表示されます。
特にいわゆる「外れ値」、ぶっとんだ所にプロットされている人を覗き見するのが面白い。こんなに儲けた人、この散々な成績の人は何をどうしたらこうなるんだろう、と妄想が膨らみます。
例えばグラフの一番下の白い人型のこの人とか。かなりの回数の売買を繰り返してこの負けっぷり。潔い。売買銘柄は画面下にひたすら続いています。こんなスクショをアップして良いのだろうかw(とはいえ保有&売買銘柄名までは見られますが、売買時の金額等は分かりません)
残念なことにピックアップされ選べる数名は表示するたびにランダムに変わります。指定した気になるユーザーを今後継続的にフォローするようなことはできない模様。
この辺の機能を拡張したらさらに面白いことになりそうです。
別画面で期間ごとの収益
このスクショでは月別の収益を表示しています。12月の凹みと、1月2月の戻しがよく分かります。他に日ごと、年ごとに表示できます。
その他の指標として様々な指標が示されています。統計好きな人はこういうのうれしいのではないでしょうか。その他諸々、詳細は解説動画でご確認ください。
【使い方動画】俺の投資力診断。開発者が徹底解説 | 最新情報 | マネックス証券
ちょっと苦言も
外国株口座は対象外
ここまで述べてきた通り、こういうのすごく好きなんですが苦言も。
※1 パフォーマンス測定の対象は、証券総合取引口座、トレードステーション口座ならびにNISA口座・ジュニアNISA口座に保有する国内株式(現物・信用含む)、ETF、ETN、REITおよび預り金・MRFとなります。
外国株口座が含まれていません。残念です。またかよ。マネックス証券あるあるではありますが。あんなに外国株推ししてたのにwww
マネックス証券は業界の先陣を切って一般個人投資家に外国株を啓蒙してきました。それに乗せられて私も半分まではいかないもののかなりの額をマネックスの外国口座に置いています。
外国株口座対応までは評価保留
そこが解消されたら本格的に使えるツールになりそう。それまではうーん…😅 今後のアップデートでの対応に強く期待です。
導線が見つけづらい
「お、こんなの始まったんだ!」とたまたま私が気づいたのが、開始して3週間ほど経ってからw 一応毎日口座にログインしているんですがww
それくらい見つけづらい。「MY PAGE」(ショートカットメニュー)に登録しようとしたら、登録画面にもない。これはひどいw
→ (追記と訂正とお詫び)
PC「保有残高・口座管理」画面の「株式」の表の右下にリンクがありました。これなら完璧です!もうひとつ、PC画面最下段のグレー背景のリンクからも飛べます。
マネックス・ラボとは
マネックス証券は「マネックス・ラボ」と称して、資産運用に役立つツールを有しています。
アグリゲーションサービスの「MONEX ONE」、保有資産の分析「MONEX VISION β」、保有資産の推移を確認する「MONEX VIEW β」、ロボアドバイザー?サービス「Monex Adviser」(有料。これは使ったことない)。
導入当時は先進的だったものもありました。個人的には「MONEX VISION β」をよく使っていました。が、やはりマネックス外国株口座を手入力する意味とは...と馬鹿らしくなっていつしかアクセスしなくなりました。
今回の「俺の投資力診断」はその第5弾ということになるようです。
マネックス証券には今一度先進的なネット証券の旗手として返り咲いてほしいと思っています。
私はマネックスにささやかに期待しています
本来はマネックスは創業時から先進的なイメージがあり、(事件も起こしましたが)私は好印象を持っています。
創業当初の一般投資家の資産形成に〜的な理念にも共鳴しましたし、社員の知り合いや、同じビルで働いていたりしたこともあるので微妙に親近感は持っています。
SBI証券や楽天証券に負けずに頑張って〜
近年はSBI証券や楽天証券が元気ですね。私も併用していますがww ここんとこマネックス証券はフットワークの悪いイメージ。過去の栄光ポジに収まりつつあるかなーという気もします(個人の感想です)が期待しています。
私は口座数や取扱額のシェアといった業界的な数字を一切知りませんし、あえて調べずに勝手なことを言っています。もしかしてぶっちぎりの業界1位で絶好調だったりしたらごめんなさい。
ぜひまた「俺の投資力診断」のような新しい取り組みを期待しています。あと手数料をSBI、楽天なみに下げてくれたらいうことない!😅