前回記事と順序が逆になりましたが、アーリーリタイア後の生活費をキャピタルゲインによらずインカムゲインで稼ごうと考えた理由です。
ここ数年国内外の好況から、個人投資家の多くはキャピタルゲインで潤っているのではないでしょうか。キャピタルゲイン狙いだと、配当/分配金なしの株や投信が人気ですね。配当/分配金に伴う税負担が発生せず効率的です。
デメリットは使う段になって売却するまでは含み益にすぎないところですね。当たり前ですが未実現利益ですので、株価が下がれば何も残らない。そこをぐっと堪えるには、投資対象が長期的には右肩上がりに成長すると信じる信心深さが要求されます。特に国内株はアベノミクス以前は微妙すぎる実績でしたし。
インカムゲイン狙いでは、その逆で配当/分配金が出るごとに税がかかり、再投資の効率が落ちる点が欠点です。ただアーリーリタイアに移行しようかという段階、貯める増やすステージではない私の場合、あまり問題にはなりません。減るスピードをコントロールしながら、使って「ゆっくり取り崩していく」場面です。配当/分配金は機械的に利益確定してくれると考えれば悪くありません。それに定期的にお金が手に入るのは本能として嬉しいものです。
というわけで、結論としてインカムゲイン狙いの運用とします。
ざっくりとした試算として。安全に預金等でプールしておく数千万円と、積極的に配当・分配金狙いで行く1億円に分ける。月の生活費を30万円と仮定して、1億円を4.5%で運用できれば丸々カバーできるってことで。450万円の税20%引きで360万円/年=30万円/月。ここを目標にしていきたいと思います。
まだまだつづく